白樺派の愛した美術展

こんにちはaiです。
すっかり秋になりました。
ということで今回は,「芸術の秋」を紹介します。

今ひろしま美術館では『白樺派の愛した美術』の展示が開催中です。
芸術派のaiはさっそく見に行ってきました。

白樺派の愛した美術

『白樺派(しらかばは)』とは…1910年(明治43年)『白樺』という文芸雑誌が創刊されました。武者小路実篤,志賀直哉,有島武郎らが関わりました。

彼らは,大正デモクラシー*など個性を尊重する思潮を背景に,個人主義的な理想を追求した作家たちの集団で,自然主義にかわって大正時代の文学の中心となりました。
(*政治・社会・文化の各方面における民主主義,自由主義的な運動。例えば恋愛の自由や女性の社会進出など)

同時に『白樺』は、ロダン、セザンヌ、ゴッホ、マチスなどを日本で最初に紹介した雑誌です。岸田劉生(洋画家)も表紙装丁を担当したり、文章を掲載したこともありました。文学と美術がジャンルを超えて響き合う、総合芸術雑誌の側面も持ち合わせていました。

雑誌『白樺』は14年間で全160号を発刊しましたが,関東大震災で廃刊しました。
今回の展示会は,雑誌『白樺』が創刊されて100周年を記念するもののようです。

展示は,「西洋美術」「白樺派の画家」「理想と友情」の大きな3つのテーマで展開されていました。絵画や彫刻の他,本物の作品と実際にその絵が掲載されたページを見比べることができました。さらに作家の校正が入った原稿や,雑誌『白樺』がずらりと並べられた展示もありました。見応えアリです。

わたしは昔の日本の洋画が好きでよく見ます。が,今回の展示は西洋の作品もツボでした。ロダンの彫刻はいろんな角度からしつこく見てみましたが、どこからどう見ても完璧にかっこいいです。


この展示で初めて知ったピエール・ビュヴィス・ド・シャバンヌという画家の「貧しき漁夫」という作品,灰色の空の下漁師がうつむいてボーっとしています。一応漁船に乗っていますが釣り竿と思われるものには触れていません。しかも漁師の後ろでは赤ん坊がすやすや眠っています。なんだか「諦め」という言葉が浮かびました。

この灰色のやるせない空間の描き方は現代風だなと思いました。ルノワールやセザンヌの時代によくぞこの絵を描いたと思います。だから白樺派に愛されたんですね。

その他ムンク,ゴッホ,ゴーガン,梅原龍三郎,有島生馬,木村荘八,南薫造などなど・・・ブログでは語りつくせないです。

芸術の秋です。

秋の美術館は今が旬。

『白樺派の愛した美術』
10月25日まで、広島市中区基町、ひろしま美術館で開催。
SOGO,バスセンターから広島城方面にあるいて2分
午前9時から午後5時。会期中無休。一般1200円、高校・大学生900円、小中学生500円。

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