知っても役に立たない(?)印刷用語(1) モアレ

どうも、よっさんです。
いきなりですが、専門用語って
日常生活ではまず使うことないし、
知ってて役に立った!助かった!と実感することもありませんよね。
せいぜい“へぇ~”値が上がるくらいで…(←古っ!)

印刷業界にも、そんな
“日常生活では全く使わない、知っていても何の役にも立たない”
レベルの専門用語はゴロゴロしています。
これから、そんな専門用語たちを
不定期(=思いついたとき)にご紹介していきます。

…「そんなの知りたくない」なんて言わず
おつきあいの程を(^^;ゝ

第1回目は“モアレ”です。
日常生活ではまず使わない言葉だと思います。(←断言)
でも、見たことはある…かもしれません。

日本語にすると「干渉縞」とも言い、
規則正しい繰り返し模様を複数重ね合わせた時に、
それらの周期のずれにより見た目で縞模様が見える現象です。
これを“モアレ”と呼びます。
“モアレ”のもともとの意味は
「織物にあらわれた波型の模様」で、
アラビア語やペルシャ語から派生している言葉です。

モアレを実験できるサイトを見つけちゃいました。

この縞模様が、意図せず印刷物に出てくることがあるのです。
それは、印刷の階調再現方法と大きく関係しています。

オフセット印刷の場合、
同じピッチで並んだドット(点)で階調(濃淡)を表現します。
カラー印刷の場合、色は
4色(シアン・マゼンタ・イエロー・スミ)で再現しますが、
それぞれの色版のドットの角度(スクリーン角度)をずらし
お互いが干渉しないよう、つまり
モアレが起こらないようにします。

もう少し具体的に言うと、
色の異なる版同士のスクリーン角度を
最低でも15度の差をつけるのです。
※実際の角度のつけ方は、印刷・製版会社によって異なります。

しかし、印刷原稿によっては
印刷物にモアレが生じることがあります。
例えば、
・スピーカー部分のメッシュ
・エアコンの室内機前面カバー
・衣類などのストライプ柄
などはモアレが起きやすい絵柄です。

絵柄だけでなく、実は最も問題となるのは
印刷物をそのまま原稿としてスキャナーで読み込んだ場合です。
それは、上でも説明したように
印刷物がすでに角度をつけたドットで色を再現しているため、
原稿と印刷刷版のスクリーン角度が干渉しあうのです。

モアレの出た印刷物は見栄えが悪く、
決して「良い印刷物」とは言えません。
「モアレは知っているけど印刷物で見たことはないよ」と言われるよう
私たちは常にモアレに注意を払っているのです。

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