私の入院の記録 -リハビリ病院編 その3-

シンです。

日中は日なたでは暑く感じることはあっても、朝晩はめっきり冷え込み、秋どころか冬を思わせる肌寒さを感じる今日この頃、気温の較差が大きいためか、弊社でも風邪がはやっていますが、みなさん体調を崩さずに元気でお過ごしでしょうか。

さて、今回のブログは「リハビリ病院編 その3」と題してお送りします。今回は私が昨年リハビリ病院に入院中、役に立ったものを私の体験に基づいて書くことにします。しばらくおつきあいください。

1.電子メモ帳「ポメラ」

私が入院中の日記を書きたいと思い立った時、手書きだと書くのが面倒になって長続きしない気がして、電子メモの形で残そうと考えました。あいにくと私はスマホを持っていないので、私にとっての残る選択肢としてはノートパソコンか以前に入手していた電子メモ帳「ポメラ」ということになりますが、ポメラの方がパソコンに比べて省スペース・省電力で、万一盗難にあっても被害はパソコンに比べると大したことはないというのでポメラを使うことにしました。

入院するまではパソコンが自由に使えたため、正直テキスト入力に特化した「ポメラ」は便利そうだと思って以前に入手していながら、あまり使う機会がありませんでした。しかし、いざ入院してみて分かったのは、仮にノートパソコンを持ち込んでもどうせインターネットはできないし、またもし万一鍵もなくカーテンで仕切られただけの病室からパソコンを盗まれでもしたら、金額的にも被害が大きく、また個人情報が一緒に持ち去られてしまう危険性もあるので考えものだということでした。

そこで以前オークションで格安で入手していた、「難あり」の中古のポメラを家族に頼んで持って来てもらいました。難ありというわけは、ポメラというのは本来キーボードが折りたためて非常にコンパクトになるような設計になっているのですが、このキーボードを折りたたむ動作を繰り返すうちに、内部のキーボードの配線(曲げられるほど薄いフィルム状のケーブル。フレキシブルケーブルとも言います。)が断線してキーボードが一部動作不良になってしまっているということです。こうなってしまうと、完全に修理するにはキーボードを交換するしかないのですが、これがメーカー修理だと非常に高価で、はっきり言って買い換えた方がいい位の値段がします。

そのためオークションではこうした症状に陥ったポメラがよく格安で出品されていますが、以前そういった症状になった一台を格安で落札し、応急処置として断線の原因となっていると思われるケーブルの一部分をテープで巻くなどして補強してやったところ、そこを折り曲げない限りは正常に動作するようになりました。仮にキーボードが折りたためなくても、机の引き出しや、病室に備え付けの鍵のかかる貴重品ボックスにも何とか入る大きさにはなります。

これなら万が一盗まれたり、落として壊れても金額的な被害は少なく遠慮がないので、病室でも気兼ねなく使えるというものです。ヘルニアの手術をしたJ総合病院では日記をつけられない日がありましたが、このAリハビリ病院に移ってからは、毎日このポメラを使って日記をつけていました。これを病室で使っていると、病室を回られる介護士さん等に、それは何ですかと珍しがられたものです。ポメラにも色々種類がありますが、カレンダーメモ機能がついたプレミアムモデルがおススメです。

このカレンダーメモ機能を使うと、カレンダーの日付を選択するとメモ画面がでてくるので毎日その日付ごとにメモを記録して保存して行くと、ポメラの内部で自動的に日付がタイトルになったテキストデータが自動的に出来る仕組みです。ただ、このままだと後でまとめて閲覧する場合、ファイルを1個ずつ開く必要があるので不便です。そこで「ポメラ日付メモファイル結合」というフリーのパソコン用のアプリがあるので、これを使ってこのカレンダーメモを結合してやると、結合する際に自動的にメモの先頭に日付を挿入してくれるので、まとめて見たりプリントアウトするにはこうした方が便利です。

こうして入院中の日記をつけるのに大いに役に立ったポメラですが、欠点もあります。先に挙げたキーボードのフレキシブルケーブルの耐久性の問題もそうですが、もっと問題なのは、外装のラバーコーティングが経年変化で劣化し、触るとベタベタするようになってしまうことです。これは長年使うことを前提に設計されたとは思えず、かなり高価な「文房具」としては残念なところです。

2.電子書籍端末「kobo glo」

ポメラに次いで入院中に活躍したのが、電子書籍端末「kobo glo」(以下koboと略)でした。先月の私のブログでご紹介した「ガリバー旅行記」も、このkoboにたまたま入れていたのがきっかけで読んだのですが、入院する前までは、普通の紙の本を制限なく読めるので、koboを使う機会はごく限られていました。

私がこのデバイスを使えそうだと思った用途としては、まだまだ高価な有償の電子ブックを購入して読むというのではなく、いわゆる「自炊」で作成した漫画を入れて読むというものでした。入院するちょっと前に、8GBのMicro-SDカード一杯に試験的に入れていたのが偶然にも役に立つことになりました。

漫画というのは紙の本だと結構かさばります。巻数の多いものだとなおさらです。スペースの限られた病室に紙の漫画の本を置いておくのは何かと邪魔になりがちですが、こうしてkoboに入れてしまえばかさばりませんし、紙の漫画本でこの巻はどこに置いたかなと探し回る必要もなくなります。

まだ読んでいない漫画を読んだ後は、もう読んでしまった長編の漫画を読み返したりもしました。読んでみると結構忘れている部分が多く、それなりに楽しめるものです。入院後しばらくして、会社の方がお見舞いに来られた際、親切に紙の本をまとめて持って来てくださったので、それからはあまりkoboの出番はなくなりましたが、バッテリーの持ちも良く、想像以上に役に立ってくれた気がします。

よく有名な作家は病気にかかって入院中に後に代表作となるような大作を完成させたりするようですが、残念ながら私にはそんな文才はないので、入院中の鬱々としがちな気持ちを晴らすために読書するのが関の山といったところです。

3.デジカメ

ポメラで日記を付けているので、文章で表現できるものについてはそれでいいとしても、「百聞は一見に如かず」の言葉通り、やはり文章だけでは表現しきれないものがあります。先月の私のブログ「リハビリ病院編 その2」では私のブログの記事としては珍しく写真を多く載せていますが、それもそうした理由で入院中に撮影しておいたものです。

くどいようですが、私はスマホを持っていないので、写真を撮るにはデジカメを使いました。入院する前には買ってはみたもののこれといって撮る題材がないので半ばほこりをかぶっていたデジカメですが、入院してはじめて役に立つことになるとは何とも皮肉なものです。

唯一残念だったのは、昨年クリスマスが近づいた時期、Aリハビリ総合病院の近くにある別のリハビリ病院(以下H記念病院と略)が夜になると屋外の木にイルミネーションを灯してそれはきれいだったのですが、それをデジカメではどうしてもうまく撮影できなかったことです。

近くで撮影すればまだましだったのかも知れませんが、こちらは病院からめったに出られない身、遠くから撮影するしかなく、目に見えているようなイルミネーションの明るさがどうしても再現できず、暗い写真しか撮れませんでした。私がデジカメを使いこなせていなかっただけなのかも知れませんが。ちなみに、Aリハビリ病院でもH記念病院ほど大がかりではありませんが、やはりこの時期には玄関近くに家庭用よりはかなり大きな人工のツリーが飾られたので、こちらの方は問題なく撮影できました。

ただし、病院内での撮影は場面によってはプライバシーの侵害などにつながる恐れもあるので、必要最小限とし、むやみにソーシャルメディアなどにアップすることは避け、撮影もできれば許可をもらってから撮影するべきでしょう。

おわりに

今回は、私がリハビリ病院で入院中に役に立ったものをご紹介しましたが、いかがでしたか。人によって長期入院するとなると必要なものはそれぞれ違うでしょうが、病室という限られたスペースでは、いくらたくさんモノを持っていてもそのごく一部しか持ち込むことはできないという当然のことを私は入院中改めて感じたものです。

私が上に挙げた3つの機能を全て満たすような便利なデバイスが登場するのはもう間もなくのことでしょう。現時点でこの3つの機能を兼ね備えたデバイスとして一番近いものと言うとタブレット端末ということになるでしょうが、タッチパネルキーボードの使いにくさ、バッテリーの持ちの悪さ、本体価格のコストの高さなどで病室で気兼ねなく使えるという感じではない気がします。しかし、そういった理想の道具が出来て入院中の悩みがかなり軽減されたとしても、誰しもできれば長期入院はしたくないものですね(笑)。では今回はこの辺で。

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