Home > Tags > 芸術の秋
芸術の秋
芸術の秋リポート
こんにちはaiです。
今回は,芸術の秋リポート編をお伝えします。
高田泉さんの作品展『MESSAGE』へ行ってきました。
高田さんの作品は,インスタレーションと言って,
場所や空間全体を作品として体験させる表現方法です。
この作品展の大きな特徴は,ほとんどの作品に,さわれることです。
作品の世界に参加することができます。
それでは作品展の,ほんの一部をご紹介します。

『MESSAGE』
前回の芸術の秋でご紹介したメインの作品です。
日章旗にいろんな人がメッセージを書いています。aiも参加しています。
私は,広島以外の人に向けたメッセージを書きました。
どの旗かは・・・高田さんに聞いてみて下さい。
『VACATION IN OKINAWA』
遠目で見ると,パラソルとリゾートチェアがあって,なんだか楽しそうな雰囲気ですが,近づくと,そこはゴミだらけ。
沖縄に流れ着いたゴミを拾ってきたそうです。
ゴミには,中国語やハングル文字などが表記されています。
ゴミに世界を見ることができます。

『SWEET HOUSE Christmas Version』
ダンボールハウスです。中を覗くと…
何があるかはお楽しみです。
このSWEET HOUSEには意味深な(ちょっとHな)言葉が貼ってあるんです。
これを修学旅行中の男子中学生が剥がそうとした形跡もあるそうです。
そんなほんわかしたエピソードもある秘密のSWEET HOUSEです。

『言葉が足りない』
aiが一番好きな作品です。
この部屋にばら撒かているものは,レシートです。
高田さんの友人や知人から集めたレシートの海です。
吊り下げてあるレシートには,高田さんの詩や,短歌が書かれています。
このレシートの金額を全部足したら・・・と考えずにはいられません。
レシートを見てみると,コンビニが多いことがわかります。
これだけのレシートを見ると,自分自身の買い物について考えてしまいます。
「あれが欲しい」と頑張って手に入れた途端,興味がなくなってしまったことや,
安いからと調子に乗っていらないものまで買ったことなどです。
貧困で,その日食べるものに困る人が世界には多くいる一方で,
あまるほど物を買うという行為を,気軽にできる日本は,豊かです。
豊かだと,ありがたいことを麻痺して当たり前と感じてしまいます。
この部屋で「物やお金」について,改めて考えさせられました。
と,こんな感じでまだまだたくさんの作品があります。
気になる方は是非,旧日銀広島支店へ。
期間は11月28日(日)まで。
入場料は無料です。
ちなみに写真撮影もOKです。
こういった個人の作品展は,作家が会場にほぼいます。
作品について色々と質問できることも醍醐味の一つだと思います。
『MESSAGE』展へ行かれたら是非,高田さんとお話してみて下さい。
一見ヘラヘラしてますが,話すと深い人というのが良く解りますよ。
『MESSAGE』TAKATA IZUMI作品展
場 所 旧日本銀行広島支店 地下ギャラリー
期 間 2010年11月28日(日)まで
時 間 10:00~19:00
入場料 無料
- Comments: 0
- Trackbacks: 0
芸術の秋 -Part 1-
こんにちはaiです。
暑かった夏はどこへいったのでしょうか?
季節は急に「秋」になりました。
さて,秋といえば・・・
「芸術の秋」
「食欲の秋」
「読書の秋」
せっかくですから,全部味わいたいですよね。
そんなわけで,これから3回にわたって
aiおすすめ秋の楽しみ方をしっとりとお送りします。
パート1は「芸術の秋」です。
今秋の広島で行われる美術展を幾つかご紹介します。
<ひろしま美術館>
『本を彩る美の歴史』―本をめぐる〈雅の世界〉と〈優美の世界〉
本の歴史,印刷,芸術として本を紹介する展示。
なかには,国宝「平家納経」や活版印刷の発明者グーテンベルクの「グーテンベルク聖書」の展示もあるそうです。本好きな方におすすめの展示会のようです。
期 間 2010年10月2日(土)~11月7日(日)
時 間 9:00~17:00(入館は16:30まで) 会期中無休
入館料 一般 1,000円(800円)
<広島市現代美術館>
森村泰昌『なにものかへのレクイエム』―戦場の頂上の芸術
美術家,自身が女優などになりきったセルフポートレートの写真家として有名。
今回の作品展では,ピカソ,ウォーホルなどの芸術家に扮したり,有名な報道写真を題材としているようです。aiはとても楽しみにしています。
「森村泰昌」芸術研究所
期 間 2010年10月23日(土)~2011年1月10日(月・祝)
時 間 10:00~17:00
※11月3日は19:00まで開館,入館は閉館の30分前まで
休館日 月曜日※1月3日(月)は開館,1月4日(火)は休館
12月27日~1月1日
観覧料 一般1,000(800)円,大学生700(600)円,高校生500(400)円
※11月3日は無料
そして,特におススメしたい作品展があります。
aiの友人であります,高田泉さんの作品展です。
彼女とは,学生時代に知り合い,以降ずっと仲良くさせてもらっています。
つい先日も平和公園でお酒を飲みながら語り会いました。
昼さがりの平和公園で,ボケーっとするのは最高に気持ちいいんです。
ゆるい時間が流れる中,私達は原爆ドームを見ながら,
日々思う事を話し合いました。
今回の『MESSAGE』は,高田泉さんが考えている戦争や平和について,
空間で表現する展示になるそうです。
勘違いされたら困るので,お知らせしておきますが,高田泉さんという人は,
とても楽天的で,ヘラヘラしていて明るい方です。(笑)
作品は決して説教臭いものではありません。でも心に訴えかける何かがあります。軽い気持ちで作品展に行くことをおすすめします。
↑ちなみにこのポストカードは弊社で作らせていただきました。
<旧日本銀行広島支店 地下ギャラリー>
『MESSAGE』TAKATA IZUMI作品展
比治山大学短期大学部美術科洋画専攻卒業。
2008年12月東京都渋谷にて個展『REMEMBER』開催。
作品にはインスタレーションを主に,油絵,イラスト,詩,短歌などがあります。
期 間 2010年11月16日(火)~2010年11月28日(日)
時 間 10:00~19:00
入場料 無料
『MESSAGE』はどのような作品展なのでしょうか?
作品展の雰囲気等を高田さんにインタビューしてみました。
Q 作品展のテーマとコンセプトは?(なぜそれをテーマにしたのですか?)
A テーマはタイトルのMESSAGE。伝えたいこと。
コンセプトはそれぞれ基地問題やゴミ問題など社会問題を提起してる作品も
ありますが,カテゴリーにあてはめず広い視野でユーモアを持って世界を見
ようというのが大きなコンセプトです。
今まで経験してきた中で感じたこと,例えば,今回チラシに載せた
JAPANMAPは,沖縄が好きで,何度も沖縄を訪れているんですが,その
時感じた基地の存在,日本は戦争でアメリカに負け,いまだに傘の下にあ
るという実感を何か形で表現したい,それを見た人が同じ実感を味わってほ
しいと思ったのが作品を作るきっかけです。そういう感じで,その他日々の
中で感じた些細な気付きや忘れちゃいけないと思ったことを拾い集めて形に
しました。
Q 作品の種類・見どころは?
A すべて身近なもの(レシート,ゴミ,木の廃材,百均で手に入るものなど)
で作っています。そして,すべてが手に触れて参加出来る作品か,事前に
人に参加してもらった作品になっています。
Q メインの作品にはどんな思いを込めましたか?
A 今回メインになる作品は日章旗に願い事や平和への思いをたくさんの人に
寄せ書きしてもらう作品です。
戦時中,戦場へ行く兵士に家族などが手製の日章旗にMESSAGEを書い
て渡していました。かつてそうして戦争,殺人を肯定する意味を持った日
れを今,真逆の意味,反戦,平和を願う意味を持った日章旗を作ることで,
章旗。そあらためてその意思を確信出来たらと思いました。現在,友人知
人に協力してもらい日章旗は20枚ほど集まる予定です。
Q ポストカードの写真の作品JapanMapも展示してあるのですか?
A 展示する予定です。この作品は日本の地図にアメリカの国旗を立てていくと
いう作品です。ちなみに国旗はお子様ランチに刺さってる国旗からヒントを
もらい,爪楊枝に国旗をつけました。
アメリカの国旗の数は日本にある米軍基地の数と同じです。現実ではそのほ
とんどが沖縄にありますが,作品では日本の何処にでも刺せるようになって
います。基地は沖縄だけではなく日本にあるという事を感じてほしいと思い
作りました。
Q 最後に高田さんにとって芸術とは?
A 言葉で伝えられないことを伝えられる最高の手段であり,楽しい人生を送る
のに必要な遊び,生存方法です。
- Comments: 2
- Trackbacks: 0
白樺派の愛した美術展
こんにちはaiです。
すっかり秋になりました。
ということで今回は,「芸術の秋」を紹介します。
今ひろしま美術館では『白樺派の愛した美術』の展示が開催中です。
芸術派のaiはさっそく見に行ってきました。

『白樺派(しらかばは)』とは…1910年(明治43年)『白樺』という文芸雑誌が創刊されました。武者小路実篤,志賀直哉,有島武郎らが関わりました。
彼らは,大正デモクラシー*など個性を尊重する思潮を背景に,個人主義的な理想を追求した作家たちの集団で,自然主義にかわって大正時代の文学の中心となりました。
(*政治・社会・文化の各方面における民主主義,自由主義的な運動。例えば恋愛の自由や女性の社会進出など)
同時に『白樺』は、ロダン、セザンヌ、ゴッホ、マチスなどを日本で最初に紹介した雑誌です。岸田劉生(洋画家)も表紙装丁を担当したり、文章を掲載したこともありました。文学と美術がジャンルを超えて響き合う、総合芸術雑誌の側面も持ち合わせていました。
雑誌『白樺』は14年間で全160号を発刊しましたが,関東大震災で廃刊しました。
今回の展示会は,雑誌『白樺』が創刊されて100周年を記念するもののようです。
展示は,「西洋美術」「白樺派の画家」「理想と友情」の大きな3つのテーマで展開されていました。絵画や彫刻の他,本物の作品と実際にその絵が掲載されたページを見比べることができました。さらに作家の校正が入った原稿や,雑誌『白樺』がずらりと並べられた展示もありました。見応えアリです。
わたしは昔の日本の洋画が好きでよく見ます。が,今回の展示は西洋の作品もツボでした。ロダンの彫刻はいろんな角度からしつこく見てみましたが、どこからどう見ても完璧にかっこいいです。
この展示で初めて知ったピエール・ビュヴィス・ド・シャバンヌという画家の「貧しき漁夫」という作品,灰色の空の下漁師がうつむいてボーっとしています。一応漁船に乗っていますが釣り竿と思われるものには触れていません。しかも漁師の後ろでは赤ん坊がすやすや眠っています。なんだか「諦め」という言葉が浮かびました。
この灰色のやるせない空間の描き方は現代風だなと思いました。ルノワールやセザンヌの時代によくぞこの絵を描いたと思います。だから白樺派に愛されたんですね。
その他ムンク,ゴッホ,ゴーガン,梅原龍三郎,有島生馬,木村荘八,南薫造などなど・・・ブログでは語りつくせないです。
芸術の秋です。
秋の美術館は今が旬。
『白樺派の愛した美術』
10月25日まで、広島市中区基町、ひろしま美術館で開催。
SOGO,バスセンターから広島城方面にあるいて2分
午前9時から午後5時。会期中無休。一般1200円、高校・大学生900円、小中学生500円。
- Comments: 0
- Trackbacks: 0
Home > Tags > 芸術の秋

